不動産投資ボーガズム宣言

勤め人卒業後事業承継で町工場の経営者を目指すトーカイドーテイオーが不動産賃貸業における行動や考えを綴ります。

入居者同士金の貸し借り

築古アパートに入居が決まり満室と思いきやまた一部屋退去となった。退去の理由は入居者さんの死亡だ。

 

GW中に別の入居者さんから別の部屋の方が階段の上で倒れていて救急車を呼んで運ばれて行ったと連絡してくれた。

 

その後入院となり先月末お亡くなりになられた。この方は生活保護を受けていていとこの方が連帯保証人になってくれていた。

 

入院後の経過は入居斡旋してくれた不動産屋さんが逐一市役所の方と連絡を取り合って報告してくれた。

 

年齢的にはまだそこまで老齢では無かったのだが持病が祟ったのだろうか。

 

亡くなられた後は連帯保証人のいとこの方が部屋の片付けをされていて、部屋の状況を確認したかったので二回目の片付けに合わせて入らせてもらった。

 

入居一年半位なのと几帳面な性格だった事もあり中は清潔にされていた。大量に消毒アルコールがあったので新型コロナを極度に恐れていたようだ。

 

一回目の片付けで衣服類やロードバイクをいとこさんが持ち帰っていて、残りは家電品などの細々とした物が多かった。

 

いとこさんはご高齢の方で物を持っての階段の登り降りがキツイので残置物はこれで勘弁してほしいとお願いしてきた。

 

瞬時に脳内スカウターで残置物の処分費用を弾くと悪くないと出たのでこのままで良しとした。

 

生活保護の割にPC周辺機器が多く違和感があった。エアコンや浴槽もおそらく使ってないのではと思えるほど綺麗だった。

 

GTレーシングのゲーミングチェアなんかもあった。普通に売れそうな物が沢山ある。調味料などは改装中物件の土に撒いて容器を処分した。

 

一人で二日間片付けと掃除に費やし再募集開始だ。

 

ところが昨日になって別の入居者さんからLINEで亡くなられた入居者さんの所在確認の連絡が入る。

 

「集金に行ったらいない」と書かれていたので何のかと聞くと「5,000円貸していた」らしい。以前から繰り返しやりとりされていたようである。

 

事情を説明すると「それじゃあ線香代だと思って諦めるよ」と言うのでいとこ様に連絡。無事支払ってくれることになった。

 

実は亡くなられた方の家賃で未払いが4,600円あるのだがこれについては請求してない。残置物の売却費用から相殺で良いと思っている。しかも便乗もしづらい。大家失格かもしれない。

 

今回入居者同士でお金の貸し借りがあったという事で驚いた。しかも借りた方は「誰にも言わないで」と貸した方にお願いしてたらしい。

 

入居者同士の貸し借りに大家が口を挟むのも変なのだがアパート内でいかなるトラブルも起きてほしくはない。

 

今の所大きなトラブルにはなってないが、金の貸し借りに限らず別の入居者に話しかけられて気持ち悪かったなどの相談も過去にあったので物件に立ち寄る際入居者に会ったらコミュニケーションを取るようにして問題の芽を摘み取りたい。