不動産投資ボーガズム宣言

勤め人卒業後事業承継で町工場の経営者を目指すトーカイドーテイオーが不動産賃貸業における行動や考えを綴ります。

築古物件購入

先週戸建を二件決済した。価格は30万と50万だ。

 

一つは元いた会社の先輩で今は不動産屋さんとして独立している方からの紹介で買えた。もう一つは最近知り合った不動産屋さんの紹介だ。

 

先輩不動産屋さんの方は彼が退社してから半年に一回ほど食事をして意見交換している。それで4月に食事をした際に彼の大学時代の友人で弁護士をしている方が処分できない建物があって困っているという話を耳にした。

 

場所を聞くと丁度外国人の方が探されているエリアである。金額もいくらでもいいと言うのでこの時点でほぼ購入を決定した。

 

後日現地を確認すると建物周りにつた植物が繁茂する老朽化した物件であった。中に入ると残置物がてんこ盛り。

 

おまけにネズミのフンが大量に散乱していた。築年数は40年以上の木造だが床の傾きは無く建具や窓の開閉は問題無い。

 

浴室は狭いタイル風呂、トイレは水栓の和式だ。値段が値段なのでこの辺は仕方がない。

 

ひとまずコツコツと残置物撤去から開始だがその前に換金可能なものはないか室内を物色。泥棒になった気分である。

 

小さな金庫は開いており中には給料明細や税金の書類や貯金通帳しか無かった。他にもこれといって金目のものは無し。

 

以前は設計士の男性がお一人でお住まいだったようでドラフター(製図台)やら図面やらが置いてある。

 

旅行が趣味だったようで各地を回ったパスポートや飾り物やらもあった。押入には洋物のエロ本や懐かしの裏ビデオなんかも発見した。

 

お住まいだった男性はお身体が悪くなり最終的には施設に入りお亡くなりになられ身寄りがいない為弁護士が清算人となって売買処分となった。

 

いくらでもいいと言うので5千円でどうかと伝えると、30万位にはならないかと返答されそれで決まった。

 

今まで10万と20万で買った経験があるので少し高い気がしたが許容範囲だ。登記費用と固定資産税精算、仲介手数料を含めても46万なので悪くはない。

 

ある程度綺麗にして最低3万でも充分である。今回はクロスなども貼って家賃4.5万を目指そうと思う。

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50万で買った方は自宅からは一時間半程車を走らせた場所にある。こちらは再建築不可で元々借家だった平家物件だ。

 

トイレがボットンだが簡易水栓になっておりそこまで臭いは気にならなそう。外の臭気パイプが折れて倒れておりこちらだけ直さないといけない。

 

仲介してくれた不動産屋さんはもう募集しちゃいましょうと早速募集図面を作成して下さった。

 

半年くらい前に他の物件の内見で初めてお会いしたがそれも築古で100万以下だった。ただ実際に会わないと買付は認めない主義で好感が持てた。

 

そこは残念ながら買えなかったのだが他に今度出る案件があると言うので時々連絡して様子を伺っていたのだ。

 

私が宅建業免許を申請する際も色々と教えてくれたり現在仲介依頼が来ている案件の相談なんかも乗ってくださっている。大変ありがたい存在だ。

 

築古案件は仲介手数料が稼げないのでやりたがらない不動産屋さんがほとんどである。なのでとても貴重な方だ。今度何かしらお礼をしたい。

 

さて今日も現場と処分場の往復となりそうだ。