不動産投資ボーガズム宣言

勤め人卒業後事業承継で町工場の経営者を目指すトーカイドーテイオーが不動産賃貸業における行動や考えを綴ります。

孤独死部屋突入

昨日孤独死部屋の現地調査に入った。10時の予定だったが到着は9:30。

 

三号ボロ戸建を貸し倉庫として借りてくださっている何でも屋さんと待ち合わせだ。

 

朝一急な仕事が入ってしまったようで30分遅れでやって来た。三十代後半でお子さんも小さく本当は家族で遊びに行きがてら私のアパートの現調をしたかったようだが、急な仕事が入り連れて来れなかったそうだ。

 

早速件の部屋に入る。仏さんは警察が運び出してくれているが体液が乾燥しているので生ゴミが乾いた臭いがする。息が途絶えたのは廊下でそこには毛布が掛けられていた。



部屋室内は新聞やら本やら色んなゴミが散らかっていた。ハエやら小蝿やらが数匹飛んでいる。

 

実際自分で入ってみると当初こそ警戒していたが次第に慣れてきて残置物処分くらいなら出来そうと思えてしまう。

 

しかし長時間吸うにはキツい臭いなのでやはり慣れてる方にお願いした方が安心だ。乾燥したからまだマシなのかもしれないが一ヶ月前は外にいても酸っぱい臭いがしたからあの時の状態であれば我慢できなそうだ。

 

費用的には遺品処分とハウスクリーニングで30万弱だ。基本的に体液の部分を何でも屋の彼が処分してあとは普通のハウスクリーニング屋さんに外注するらしい。

 

次の人が入居できる状態にするには表層クリーニングプラス体液が滲み出た部分の下地やりかえ、設備の交換(必要な場合)だ。

 

ただ、現状では物が散らかりどこまでリフォームすれば良いか判断がつかない。

 

その為一旦特殊清掃費用までで連帯保証人さんに提示して先行実施し、その上でリフォームの話を進める方針だ。

 

特殊清掃時は暑いし換気のために窓や入り口ドアを開けながら作業すると思うがご近所さん達が臭いで引かないか心配だ。

 

連帯保証人さんには管理会社担当者が事情説明に行ってくれる。リフォーム費用までしっかり見てくれるといいのだが…。

 

梅雨が明けたような日差しの中何でも屋の入居者さんと打ち合わせを行い物件を後にした。