不動産投資ボーガズム宣言

勤め人卒業後事業承継で町工場の経営者を目指すトーカイドーテイオーが不動産賃貸業における行動や考えを綴ります。

落とし穴に落ちそうになる

オーナーチェンジの戸建賃貸物件を購入した。昨日契約&決済&セルフ移転登記申請完了。

 

アットホームで物件を見つけたのが2月上旬。当初より売値が下がっていたのだが掲載されていた利回りは修正されていなかった。つまり低いまま。

 

毎月の家賃と売値を見てなんか変だ、と計算してみてすぐこれは買いだと思った。聞けば私以外は特に問い合わせは無かったという。

 

場所も特段優れているとは言えないが高台の角地で平屋の築古木造なので解体も売却もしやすいと判断した。

 

融資付けが難航して銀行、信金はことごとくNG。最後に公庫に相談して通った。金利が少し高めになってしまったので後からマル経融資で申し込んでおけば良かったなと悔やまれる。

 

それでも高めのリフォーム見積もりを付けて打診&買付で指値したおかげでオーバーローンになった。つまり自己資金はゼロ、諸経費や半年後の不動産取得税を入れてもおそらくお釣りが来そうな勢い。

 

良い取引になりそうだと油断したのか決済前日まで大事なことを見落としていた。

 

通常決済の場でやり取りする中で固定資産税や当月家賃の買主負担分について交わすものだが敷金については事前に何も不動産屋から話がなかった。

 

それを前の日にふと気がついて担当者に連絡をした。すると売主様が購入した当時敷金についてうやむやのまま名義を変えたのだそう。

 

え!?それだと私が買った後に入居者が退去してリフォーム費用を敷金で充当してくれと言われたらどうするの?

 

突っ込んでみると「なんとかします」と言うのでそのまま昨日契約会場に向かった。

 

到着は予定時間の10分前。私が最後だったようで着席するなり契約書の読み上げが始まる。敷金の話はどうなってるのか気になったがそのまま読み終わるまで待つ。

 

そしておもむろに担当者が「何かご不明点はありますか?」と水を向けるので件の話を出す。

 

するとそこで初めて売主さんに事情を説明し始めた。売主さんは戸惑った様子だがその場で支払う意思を示して下さった。

 

ただ今回の売主さんは心の病をお持ちの方であり債権者である金融機関関係者も同席しての決済だった為売買金額からの差引ができない。債権者さんはもっと早くに知らせてもらえれば社内で稟議にかかる時間があったのに、とこぼしていた。

 

今回の件は不動産屋の落ち度であり私もきちんと履行されなければ契約しないつもりでいた。

 

最初口約束で売主様はお支払いしてくださると言ってるのでご安心ください、などと言っていたのだが念の為契約書に不動産会社の方で責任持って回収してこちらに振り込むよう一筆入れてもらった。

 

そして後はいつも通りの押印と送金処理が進められて一時間ほどで終了した。その後司法書士が抵当権の抹消登記に行ってくれてる間に私は市役所で評価証明書を取りに行く。

 

登録免許税をその場で計算して移転登記申請書に記入し印紙を買って貼る。書類一式を法務局窓口に提出して完了。

 

私は契約現場を先に出たがその後再度不動産屋と売主で敷金の払い方を話し合い3ヶ月分の21万を7回払いで支払ってくれることになった。

 

それで法務局まで初回の3万を持ってきてもらい来月からは不動産屋が私の口座に振り込んでくれる予定だ。

 

どうも担当者が慣れてない方だったようで上司の方がサポートしてくれた。どんなことでもそうだが専門家(専門会社)といっても担当者レベルでは完全な素人ということが多々あるので気を付けないといけない。

 

今回私が気付かずそのまま契約決済を終えていたら21万は受け取れなかっただろう。改めて不動産取引は気を引き締めて臨まなければいけないと思った。

 

ちなみに現在進めている公衆浴場のDIYだが危うく床下を踏み抜いて落下しそうになった…。皆様も落とし穴にはご注意されたし。。

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