不動産投資ボーガズム宣言

勤め人卒業後事業承継で町工場の経営者を目指すトーカイドーテイオーが不動産賃貸業における行動や考えを綴ります。

新規事業の第一歩

新規事業に向けて物件を購入した。売値の半額以下というありがたい取引。売主様はご事情がありもう要らないので早く売りたかったご様子。

 

私が宅建業者で契約書と重要事項説明書も作れるので直接取引だった。キッカケを作ってくれた業者さんには申し訳ないがこれも自由市場という事で勘弁して欲しい。

 

取引は最後まで気が抜けなかった。

 

約一ヶ月前あるご縁で売主様と知り合う。電話で交渉しGWに会う約束を交わしていた。

 

予定は3日で前日に確認の電話をする約束をしていた。それで夕方電話をしてみると「今から会えないか」と売主様。

 

予想外ではあったが会う事にした。事前に雛形を作っていた契約書と重要事項説明書を鞄に入れる。

 

現地に着きインターフォンを押す。取り次の秘書さんが玄関を開けて中に促してくれた。階段を上がり事務所に通される。

 

売主様は数々の事業を成功された凄腕ビジネスマンだった。中の調度品が凄い。大物そうな人と写っている写真が飾られていた。

 

ソファに座ると早速本題に入った。

 

今回売値の半額以下で買わせて頂く話をしていたのだが私が手元資金をなるべく温存したいと考えて三分の一を後払いでお願いしていた。

 

ところが同じ価格で知り合いの知り合いが一括で買いたいと申し出てきたと言う。そこで私に対して一括では無理か?と聞いてきた。

 

私もその時点では腹を括っており一括で支払う頭でいたのですぐさま了承した。それを聞いて売主様は約束通り私に売ると明言してくれた。

 

そこで準備していた契約書類を見せて内容を確認してもらおうと思ったのだが、先方は見ても分からないからその内容で構わないと言う。

 

実は今回の取引謄本上の所有者が別の人物というレアケースだった。ある事情で友達の名義とされていたのだ。

 

それでその打ち合わせの流れでそのまま売主様の友達の家に行く事になる。私は速やかに契約を済ませようと思い一旦家に帰り契約書類を二部印刷、銀行で買値の半分を下ろし領収書を鞄に入れる。

 

売主様は振り込みではなく現金での受領をご希望されていたのでこのような対応になった。

 

ご友人宅に着くなり契約書類を交わし現金を封筒のまま渡し領収書を書いてもらった。どうぞご確認くださいと促すも数えるそぶりはない。

 

普通は後からトラブルになる元だと考えその場でしっかり数えてもらうのだろうが私はそうしなかった。

 

売主様は多少金額が違っても気にしない位お金持ちなのか、こちらを試してるのか。

 

その後は二時間ほど雑談を交わし帰宅。

 

残金を本日また下ろし売主様の事務所に朝十時に向かった。少し早めに着いたが良いだろうとインターフォンを押すもなんの応答も無い。

 

嫌な予感がしたが予定時刻まで待つ。売主様が帰る様子がない。

 

大丈夫か?とメッセンジャーアプリで電話をかけると、朝食を買いにコンビニに来ているとの事。五分後に帰宅され無事残金と物件の鍵を交換した。

 

作業的にはそれだけなのだがご親切にも色々とビジネスをする上でのアドバイスを下さった。また今後質問などあれば遠慮なく連絡して良いとも言って下さった。

 

不動産投資は起業したという感覚が無かったが今回の新規事業は完全に起業だ。

 

いざ運営が始まった時のことを考えると色々とやりたい面白いアイデアが湧いてくる。手法的にちょっとグレーかもというのもある。

 

何はともあれ無事売買ができて良かった。連休明けに自ら法務局に移転登記の申請をしたら完全に売買完了だ。

 

事業の準備をするにあたり色んな仲間に協力してもらいながら進める必要がある。一人ではとてもやれない。

 

がしかし皆忙しいのでまずは一人でもやれる事は進めていきたい。建物周りの樹木伐採が最初の仕事だ。

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