不動産投資ボーガズム宣言

勤め人卒業後事業承継で町工場の経営者を目指すトーカイドーテイオーが不動産賃貸業における行動や考えを綴ります。

ノーリフォームで賃貸決定

先月末に契約した隣市にある築古戸建。駐車場が3台、植木伐採で4台可能なところが魅力。

 

建物はというと築48年で傾きあり。すぐ裏が水路になっており掃き出し窓2箇所が全く動かない。

 

当初600万弱で売りに出ていたが買い手がつかず半年程売れ残っていた。取り扱っていたのが友達の不動産屋さんで、だいぶ指値ができるというので話が回ってきた。

 

最初の指値は80万で即断られ、120万位でも…と追いすがったのだがまた断られた。どうしても200万以下にはしないと言う。

 

その後地元の方が内覧して400万なら買うという話だったが結局やめて流れていた。

 

それから2ヶ月ほど進展ないまま進み、改めて180万まで予算を上げられると再々度打診。あの広い駐車場は捨てがたい。

 

するととうとうOKの意思表示が。しかし不動産屋さんに少しでも価格上乗せ努力の希望があったという。

 

真っ先に話を振ってくれる友達の不動産屋さんなので歯を食いしばって190万でも良いですよ、とハンマープライス

 

想定家賃はリフォームに30万ほどかけて家賃7万、最低でも6万とした。契約後に改めて現場確認すると家の傾きが結構あると感じた。

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次第に過酷な労働力投入になるぞ、とテンションが落ちてくる。このまま借りる人が現れないかなと家賃5万リフォーム自由でジモティに掲載した。

 

すると2件すぐに反応があった。最初の方は何でも屋さんをしていて倉庫代わりに使いたいそう。しかし想定より広くて家賃が高いという事でお流れになった。

 

次の方はメッセージにクセのある方だった。「場所はどこですか?」が「場所ゎどこですか?」とくる。

 

まともに返信しようか迷ったがひとますま平静を装って返す。現場に着くと4人家族の方達だった。

 

旦那様はアジア系の黒人の方だ。リフォーム自由という条件に惹かれて応募して来られた。聞くと車いじりも好きで自分で何でも直してしまうという。

 

家の傾きもそれ程気にしていない様子。念の為水平器を持ち込み説明したが構わないと言う。事情を聞いて合点がいった。

 

日本に来て10年になるがまだ永住権を持たず住宅を買おうにもローンが組めないらしい。子供二人も幼く現在のアパートでは手狭になるので引っ越しを考えていたそうだ。

 

かなり手を入れてリフォームしていくつもりらしく、出来れば将来的に買いたいと言う。頑張ってリフォームしても自分の物にならないのならやはり辞めようかと匂わせてきた。

 

一旦私が労働力投入しなくて良いという気になっていたので何としても決めたい。念の為保証会社の審査を通し条件交渉の為二度目の現地内見へ。

 

個人購入なので5年半後なら売っても良いとして、売買価格は200万とした。本当は300万でも良いかなとは思ったが損する訳でもないし自分が労働力投入しなくて良いのでその条件にしてしまった。

 

諸経費込みで230万程掛かり家賃5万、5年半後に200万で売却なので利回り26%、家賃と売却益合わせて530万から購入金額を引くとプラス300万になる。

 

貸物件が減るのは寂しいが全体的な投資としては悪くないと思う。しかも国際交流というか、福祉に貢献というかSDGsな取り組みな気がするのだ。

 

これから賃貸契約書を作るが後々トラブルにならないように推敲を重ねたい。