不動産投資ボーガズム宣言

勤め人卒業後事業承継で町工場の経営者を目指すトーカイドーテイオーが不動産賃貸業における行動や考えを綴ります。

我ら失楽園世代

俳優の古谷一行さんが亡くなられた。ご冥福をお祈りします。

 

古谷さんで真っ先に思い出すのは「失楽園」だ。あれは私がまだ世の中に対して無知だった十代の頃。

 

映画をドキドキしながら観た後でドラマでも放映する事を知り親の目を盗んで観たものだ。あのお陰で将来不倫というものをやってみたいと不純な夢を見たトーカイ青年であった。

 

そしてその主題歌がZARDの「永遠」。当時は清純なイメージの坂井泉水さんが不倫をテーマにした歌を歌うなんてギャップがあって良いななんて思っていた。

 

ふとWikipediaで調べてみると、どうやら当時週刊誌でそのような騒動があったようだ。知らなかった。今改めて聴いてみると本当に良い曲だ。歌い出しからして歌詞が秀逸過ぎる。今日は現場との往復で無限リピートだった。

永遠

永遠

 

何故坂井泉水さんは亡くなってしまったのかを改めて考えてみた。これも知らなかったが子宮頚がんを患い、その後肺に転移して抗がん剤治療をしていたようだ。

 

その最中病院の高所から落ちてお亡くなりになったらしい。勝手に推測するに、やはり抗がん剤治療がキツかったのとそれを支える家族がいなかった事で心が折れてしまったのではないかと思う。

 

本当に残念に思う。古谷さんの訃報なのに何故かZARDに思いを馳せてしまった。

 

しかし世の中癌で溢れている。私の嫁さんも現在3回の抗がん剤を投与され頭は修行僧の様になっている。

 

毛が全く無いのではなく、まだらに生えている。最初の髪が長かった頃にどんどん抜け始めて、これはもう坊主にしようとなって私がバリカンで刈った。

 

しかしその後抜けるスピードが治まって普通に薄めの坊主頭になっている。外出時はウィッグを着けるのだが地毛がない為ボリュームが出なくてかつら感が出てしまうのだ。

 

3日前唐突に嫁が来年の夏にクルーズ旅行に行きたいと言ってきた。普段二人で行動しない夫婦なのでかなり異例の事だ。

 

もちろん私は快諾した。4000ドル位するらしい。まだ手付金しか払ってないが今後円安が落ち着くような流れになってほしい。

 

それ以来寄港先のガイドブックを買って楽しそうに読んでいる。このような希望があれば病気に打ち勝てるのではないか。坂井泉水さんにはこのような希望がなかったのか。全く残念で仕方ない。

 

私の方は安心してクルーズ旅行が出来るように仕事を頑張るだけだ。

 

現在ボロ戸建の塗装が進行中。今日は2階部分の木部と鉄部を塗り終えた。足場を架けずにハシゴで対応してるのでいちいち時間がかかるのだが頭の体操にもなって楽しい。

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屋根の勾配部分に脚立をかけるなど無茶苦茶危ないやり方なので絶対に真似しないで頂きたい。

 

ちなみにこの場合ロッククライミングのように垂木に右手を掛け、右足を窓庇に置き、脚立の左足を2、右足4、右手4の力に分散させて左手一本で刷毛を扱う。

 

脚立が落下する先は裏の工場の植栽。その場合私は窓庇を伝って右側の下屋棟部まで移動して降りる。

 

私は元々住宅メーカーのリフォーム営業出身で、当時飽きる程安全対策の研修を受け全国の労災事例を学んできているからやれるのだ。

 

事故の一番の問題は「気の緩み」。私はハシゴをロープで固定し安全帯を身につけて落下防止を図っている。

 

とここで語るのも気の緩みかもしれない。自分は騙されないと思っている人が騙されるのと同じで、落ちるかもしれないと常に考えながら明日も作業を進めたい。