不動産投資ボーガズム宣言

勤め人卒業後事業承継で町工場の経営者を目指すトーカイドーテイオーが不動産賃貸業における行動や考えを綴ります。

町工場を退社

昨日が町工場最後の出社となった。一昨日取締役から正式に次回の更新をしない旨お話を頂いた。

 

本当は七月一杯までの契約だが、事業承継する可能性が無くなった以上働く理由は無い。しかしここのところ立て続けに社員が二人辞めており私までここで辞めると残った社員達は更に大変になる。

 

取締役は私に配慮してくれて後の事は気にせず直ちに辞めてもらっても構わないと他の社員の前で言ってくれた。有り難かった。

 

私は給料が欲しくて働いていたのでない。自分の身銭を切り会社を買いたいから働いていた。月の半ばで辞める事に不満顔だった社員もようやく理解してくれた。

 

どのような経緯で町工場で働く事になったかおさらいする。昨年の広田さん合宿で自分の棚卸しをした。他人に無くて自分にあるものは?自分のなりたい姿は?

 

その頃私は大家という仕事が暇であり主夫のような毎日に嫌気がさしていた。求める姿は会社経営者だった。ではどのようにしてなるのか。

 

前職時代プレイングマネジャーで結果を残し、ゼロイチの創業より中小企業の中でリーダーシップを発揮する事が出来ると考えた。それで事業承継が自分には合ってるのではと。

 

しかし入ってみれば勤め人特有のネガティヴ思考の人間と同じ時間を過ごさなければならなかったり、マウントの取り合い、噂話など面倒に思う事が多々あった。

 

仕事内容もそれまでの営業一本でなく、汗をかいたり危険な作業があり汚れ作業が多かった。新しい仕事なので最初はそれなりに楽しんでやれたが特別好きな事ではないのでいまいち本腰が入らなかった。

 

ただ勉強になった事は沢山ある。それまで戸建や小規模アパートに関する知識しか無かったが、マンション業界について学べた事だ。RCの構造も間近で見ることができた。建築棟数の多い会社や地域による特色も肌で体験できた。

 

トーキョーなど関東に営業したり現場管理をしによく足を運んだ。移動距離の多い仕事だった。

 

トーカイ県ではほとんどマンションが建たないが関東はボコボコ建っているのだ。段違い過ぎる。流石大都会だと思った。

 

フォークリフトやトラックの運転も慣れた。高い足場上での作業やもちろん工場作業もだ。それまでスーツを着てオフィスワークしかしてこなかったので最初は嫌々だったのだが次第に慣れた。

 

仕事は面倒くさいと思いつつも嫌な事は必ず自分にとって良い経験になると考える癖がありなかなか自分からは辞められなかった。

 

今回取締役から契約更新しない方向でいる旨を聞いた一週間前はまだやる気があり、自分が会社オーナーになればうまくやれると考えていたがその後これでやっと辞められる、とすぐにホッとした。

 

まるで長く勤めた会社を卒業するようだ。この半年間ほぼ日曜しか休みがなく不動産への行動が非常に制限された。

 

世の中にはこのような方が多いのかもしれないが一度専業大家を経験しているとストレスに感じた。

 

町工場を辞めた後どうするか。また考えも変わるかもしれないが今後は基本的に不動産に集中しようと思う。

 

もし良さそうな事業承継案件があっても一人社長の会社など他に勤め人がいない会社にすると思う。というか一人でやってる不動産屋が良いのかもしれない。

 

勢いで宅建に申し込んでしまったのでしばらく受験生のように勉強する。住宅メーカーに勤めていたのでやはり宅建位は取っておきたい。

 

ここ最近は勤め仕事を終えると必ずビールなど飲酒の毎日だったので夜もろくに勉強してなかった。これからは飲酒も控える。

 

不動産投資家として次のレベルに向かいたい。