不動産投資ボーガズム宣言

勤め人卒業後事業承継で町工場の経営者を目指すトーカイドーテイオーが不動産賃貸業における行動や考えを綴ります。

雨漏りメカニズム

おはようございます、トーカイドーテイオーです。

 

昨日は自宅で家事と読書の一日でした。

 

嫁と嫁のオカンが一泊二日の温泉旅行に行ってたので私は主夫でした。

 

私は手荒れが酷いので洗い物が嫌いでしたが百均でビニル手袋を購入してからは全く気になりませんでした。

 

さて、たまには勤め人で得た知識をお伝えしてみようかと思います。

 

タイトルにもあるように「雨漏りのメカニズム」についてです。

 

雨漏りと言いましても色んな種類、原因があります。ここでは良く勘違いされてる方が多いと思われる「スレート瓦」の場合でお話してみようと思います。

 

リフォームの営業をしてますと、たまに「雨漏りしちゃうから屋根を塗らないと…」と言うお客さんがいます。

 

これは間違いです。屋根の塗装と雨漏りは全く関係ありません。ネットでも写真付きで説明してくれてるページがありますので知らなかった方は一度検索してみて下さい。

 

スレート屋根表面の塗膜が剥がれようが雨水は浸透しません。これは既に実験で立証されており、新品の屋根材と5年経過した屋根材を並べて置いてその上に立てた透明な筒に水をたっぷり入れて丸一日置いても水嵩はどちらも変わらない、というものです。

 

剥がれるのはあくまで表面の美観上の問題で基材そのものは変わりません。厳密には変わるでしょうが30年以上とかの相当な年数経っての話です。要は見た目が古いから綺麗にしましょうって事ですね。

 

ただそこまでの年数が経過した場合は雨漏りリスクが出てきます。メカニズムとして、スレート瓦下の野地板を覆うアスファルトルーフィングという防水シートを固定している釘穴の痩せた隙間からの雨水の浸入があります。

 

年数が経過したスレート瓦は隙間に埃が入ったり反ったりして、昨今のような激しい風雨に見舞われると屋根材内側に水が浸入します。釘穴が密着してれば浸入した雨水はその後の晴天で蒸発します。

 

詳しくは解説しているHPで図や写真を見て頂ければと思いますが、この場合は屋根材を剥がすか屋根材の上からアスファルトルーフィングを重ね貼り、再度スレートなどの屋根材を被せる工事が必要になります。最近は軽い金属瓦(ガルバリウム鋼板)を被せるケースが多いです。

 

屋根材重ね張りで気をつける事は屋根の厚みが増すので雨樋が小さいと流れる雨が樋をジャンプしてしまう事があり、その場合樋交換が必要になります。

 

皆さん業者が防水を理由に屋根塗装を勧めてきてもこのメカニズムを理解していれば反論できますね!ま、業者も経験浅いと知らなかったりしますがね。

 

以上、ご参加までに。では!