不動産投資ボーガズム宣言

勤め人卒業後事業承継で町工場の経営者を目指すトーカイドーテイオーが不動産賃貸業における行動や考えを綴ります。

醜い真実より美しい嘘

次から次へと直す所が出てくる。しかし楽しい。労働の喜びを味わっている。リフォーム沼というやつか。

 

午前中はスリランカ人の方達と物件取得について打ち合わせ。その後物件へ行き雨漏り原因の屋根隙間を埋めた。

 

その際発見した棟瓦のズレや漆喰劣化。キリがないと無視しようとしたのだが後々やる必要が出た時に入居者付いてからでは面倒だと思い午後実施。

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東西の二階窓からロープを回して繋ぎ、そこに安全帯のフックを掛けながら作業した。最初は瓦が滑って一緒に落ちないかビビっていた。

 

作業しているすぐ後ろは近くの会社駐車場になっていてそこで働いている人が時々通るのだが丁度私が高所作業をしている時エンジンを付けたまま動かないでいる車があった。

 

高い所は苦手なのだが頭の中で、エンジン付けっぱなしの車内には私を心配している女性会社員がじっと見守っていると勝手に想像して頑張った。

 

下に降りる時確認したらオジサンがダッシュボードに足を放り出して寝ているだけだった。私の脳の構造はどうなっているのだろうか。。

 

暑さのせいか漆喰に水を混ぜてこねても早くパサパサになってしまい塗るのに苦戦したが夕方なんとか必要なところは終わった。

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明日は棟瓦を中心にズレ防止の為のコーキング打ちをする。その後は二階の錆止め塗装だ。屋根の上は風が吹いているので意外に涼しかった。

 

また、安全帯をしている事で安心して作業ができるのも良い。写真は撮らなかったがズレ落ちた瓦の欠片を取りに二階軒先ギリギリまで近づいた時は一番緊張した。

 

適度に疲れて汗をかいた体を窓全開の風に当てながらサンバーで帰宅した。港沿いには花火の見物客と警備員が沢山いた。

 

帰ったのは19時。嫁はずっと実家で療養中なので飯の支度は娘がしている。今日は婆さんがおかずを持ってきてくれていた。

 

娘より二歳下の息子は小さい頃いじめられていたのでお姉ちゃんが嫌いだ。なので作ったものも食べない。

 

そこで婆さんが一計を案じ娘が作った料理を若干味付けを変えて息子に出した。するとお婆ちゃんが作った料理だと勘違いして全部食べた。

 

中国産のアサリのような産地偽装ならぬ料理人偽装事件だ。まあ料理に罪はない。食品が残って捨てるよりよっぽど良い。

 

有名作家さんの言葉を拝借すると「人は醜い真実より美しい嘘を好む」である。

 

さて明日も頑張ろう。