世の中には交通違反を犯して切符を切られたが反則金を支払わない人がいる。
これに対して「ズルい」とか「違反したら払うもん払わなくちゃいけないだろ」と腹を立てる人がいる。
これってサラリーマン気質ど真ん中だと思うのは私だけだろうか。護送船団方式という悪い意味だ。他の人と違う行動を取る人を非難する気質だ。
仮に刑事罰を受ける事になれば「ざまあみろ」と思うのだろう。罰を受ける事になるのは違反切符を切られた者の宿命なのだから他人が知ったこっちゃない。
しかし私は思う。この人達は何の違反もしない人なのかと。
一時停止では時速0キロになるまで停止しなければいけない。時速40キロ制限の道路を45キロで走ってはいけない。運が悪いと鼠捕りのお巡りさんに切符を切られてしまう。
切符を切られれば罰金を支払うのだろうが見つからなければ違反は放置されたままだ。
このような人達は自らの違反を棚に上げて捕まった奴が悪いと非難するのだ。
何を言いたいのかというと、彼等にに自分がそのような振る舞いをしたいけど出来ない弱さを認識して欲しいのだ。
つまり嫉妬以外の何物でもないという事だ。有名人の不倫ネタで怒る人と同じ思考回路。自分もそんな風に生きてみたいけどできない、悔しいから攻撃してやると。
ただしこれらの思想で世の中が回っている事は確かだ。世の中には本音と建前が存在する。
本音重視の人間は時たま窮屈に感じるのだ。
「金持ち喧嘩せず」の格言通り建前をうまく使い分ける事も大事ではある。
変な意地を張ってつまらない人生にはしたくない。観念主義は身を滅ぼす。
現実主義で生きていく。ぼやきの回であった。失礼。