おはようございます。トーカイドーテイオーです。
台風一過の晴天は気持ち良いですね!早く海に行かねば。本日の海は天下一武道会さながらの様相を呈していることでしょう。
さて昨日読んだ本は十年以上前に発刊された「金持ち兄さんの王道」。先輩に頂いたまま読まずに積ん読となっていたものでした。
先日SNSか何かでどなたかが影響を受けた本として紹介されていたので持ってることに気付き改めて読んでみました。
非常に素晴らしい本でした。著者を調べてみると若くして既に他界されていると知り、人生の無情を感じました。
中でも「専門家は無知な人が多く、マニュアルに沿った対応しか出来ない人がほとんど」という話には強く納得しました。
これは銀行や不動産屋だけでなく多くの業種で当てはまるのではないでしょうか。特に大手上場企業と言われる会社でも大半はこれに該当すると思います。
かくいう私も勤め人時代つくづく感じていた事でもあります。私は新築住宅営業から始めて14年程リフォーム営業をやってきました。
異動してからの数年は出向先でこれといった研修制度も用意されておらず自分で勝手に工夫して売ってこい的な指導をされておりました。
その為訪問先ではお客様が私を専門家だと思い込んで質問されます。そこで「知りませんよ」とも言えませんから、知ったかぶって今からしたら全く見当違いなアドバイスをして工事を受注しておりました。
初期の頃のお客様は後から嫌気がさして離れていってしまいました。もっと誠実に知らない事は知らないと素直に認め、大急ぎで調べて対応しながら仕事を進めていれば良かったのかもしれませんが当時仕事に対するモチベーションがかなり低かったこともありそうはしませんでした。
リフォームという業種は知識が多岐に渡ります。キッチンなどの設備から内装仕上げ、シロアリ、塗装、太陽光などキリがありません。
知らないメニューがあって当たり前なのです。しかも営業は確実に毎月の数字を安定させる為に外壁塗装など得意分野をまずは鍛えて必勝パターンを作ります。
少ない労力で最大限の売り上げを上げるにはまずはマニュアル人間になるのが一番なのです。イレギュラーなリクエストにいちいち細かく対応している暇はないのです。
その為残るのは人の良いお客様が多くなる傾向にありました。
おっと、つい思い出して長くなりましたがどの業種も専門家だと考えて信用するのではなく、あくまで自分の頭で考えて結論を出す事が大事です。
考えない人はかぼちゃ事件のようにカモにされてしまいます。常に健全な疑いの目は持ちながら事業を進めていくべきと思います。
それでは!